横浜ビー・コルセアーズの元選手として一日警察署長を務める 堀田 剛司さん 港南区在住 36歳
バスケの楽しさ次世代に
○…9月21日(日)から始まる秋の全国交通安全運動にちなみ、9月19日(金)、元プロバスケット選手として都筑警察署の一日署長を務める。当日は午後5時、警察署からすきっぷ広場までをパレードする。「人生初の一日警察署長に選んでもらえてありがたいです。ただ、自分に合うサイズなかったので制服を着られないのが少し残念ですね」と笑顔を見せる。
〇…港北区出身。元々はサッカー少年だったが、中学1年の時に長身を生かしたいとバスケットボール部に。入学当初160cmだった身長は、3年間で190cmまで伸びた。上達するにつれてバスケにのめりこみ、高校は漫画『スラムダンク』のモデルと言われる湘南工科大附属高校へ進学。U―18にも選抜され、3年時には全国3位の強豪校メンバーとして活躍した。
〇…プロを意識したのは日体大に進学してから。「それまでは全日本に入って日の丸を背負ってプレーしたいと思っていただけでした」。プロ生活の場に選んだのは新潟アルビレックス。2年目からレギュラーとして活躍した。「外人もいるし、みんな当たりが強いんですよね。『これがプロか』って。当たり負けしないような体作りが重要でした」。その後は自身のステップアップなどを目指し、5回の移籍を経験。2011年、地元横浜のビー・コルセアーズに籍を置いた。「やはり(2012-13シーズンで)優勝したのが一番の思い出。今までの努力が報われたと感じ、とても興奮しました」と振り返る。
〇…今年6月に現役を引退し、球団のフロントスタッフに就任。現在はアドバイザーとして地域の子ども達などに指導を行う。「挨拶や礼儀などの大切さもきちんと教えていきたい。バスケだけでなく、社会でも通用する人になってほしい」と願いを込める。今後はバスケットボールの楽しさを次世代に伝えるべく、元選手ならではの目線で地域に根差した活動に熱を注ぐ。
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