4月に都筑消防署長に就任した 深澤 義一さん 都筑区在勤 57歳
チームで都筑の安全守る
○…昨年までは保土ケ谷区の消防司令センターで勤務。市内全域からの119番通報に対応する施設で指揮をとっていた。今回が初めての署長職。都筑区で勤務するのは初めてとなる。「道路が広く公園も多い、緑が多くて住みやすそうなまちだ」と都筑区の印象を語る。「消防は人。一人ではできないからこそチームワークが重要、みんなでチームになれれば」
○…海老名市出身。外で遊ぶのが好きで活発に過ごしていた少年時代。大学では工学科を専攻し化学の分析にのめり込んだが、将来は人の役に立つことを身体を動かしながらできないかと考え、横浜市消防局に入局。ターニングポイントは49歳で幹部教育訓練を行う消防大学校の教官に選ばれた時。全国から集まる職員らと意見や悩みを共有し合った。「人との出会いは大切、繋がりは今でも役に立っている」と振り返る。
○…小さい頃から電車好きで将来の夢が運転手だったことも。今では電車や新幹線で一人旅に出るのが楽しみだ。「子どもが手を離れた頃から一人旅を始めて今ではもう日本二周はしたかな」とにんまり。ローカル線に揺られながら景色を見るのがいいと話しながらも一番の楽しみは地元のお酒のよう。「早く旅行に行けるようになれば」と次の旅へ思いを馳せる。
○…消防一筋35年。災害現場など厳しい現場も経験したが思うのは「人の役に立つ仕事ができている。この世界に入ってよかった」ということ。「仕事を辞めたいと思ったことはないが、仲間が亡くなってしまったらこの仕事を続けることはできない」。人命救助においてベストを尽くすことはもちろんだが「自分の命があって助けられる、みんなの命も大切」と心に刻み邁進する。
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