横浜市信用保証協会の会長に就任した 横山 日出夫さん 瀬谷区在住 61歳
経済を守り、社会を支える
○…市内企業の99・5%を占める中小企業への融資や経営のサポートを行う同協会。コロナ禍や戦争による不安定な社会情勢の中での就任に、「経済の安定は、前向きな社会に不可欠。使命感を持って横浜の経済、社会を支えていきたい」と力強く語る。
○…大学卒業後、「市民に身近なところで働きたい」と学生時代になじみのあった横浜市役所に入庁し、39年間勤務。延べ14年を過ごした財政局では予算編成に携わった。限られた財源で、国の情勢や市民のニーズに合わせるため、関係各局との連携は不可欠。簡単ではない職務の中で「一人の力は小さいが、だからこそ経験や知識を結集させる重要性を学んだ」と回顧する。港北区長など区役所勤務では、防災・防犯・交通安全などで住民のサポートを肌で実感。「そんな人々の暮らしを守るため、改めて経済は大切だと強く思った」と話す。
○…出身は愛知県。ジブリ映画のモデルにもなった大自然の中で育った。学生時代は音楽に熱中。中2で母が買ってくれたギターは今も大切に残してある。大学でのバンドメンバーとは年を重ねても年に1度集まり「当時のスタジオで同じ曲を演奏して。音楽は80年代で止まっているよ」と笑う。休日は愛犬の散歩後、メジャーリーグを見るのが日課。大谷翔平選手の大ファンで、「妻と一緒にアナハイムに行き、エンジェルスの試合とディズニーを見に行きたい」と夢を語る。
○…「信用保証と経営支援」を二本柱に掲げる。SDGsやDX化などが叫ばれる中「事業者が社会の変化に対応できるよう、しっかり支援したい」と責任感を口にする。「今の豊かな社会は前の世代のおかげ。自分も次の世代に良い社会をつないでいきたい」
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