NPO法人都筑里山倶楽部の事務局長 井上 晴彦さん 高山在住 74歳
「ありのままで勝負しよう」
○…10月26日(日)に行われる都筑中央公園里山まつり。模擬店や里山コンサート、餅つきなどの催しが開かれる同祭の主催団体、NPO法人都筑里山倶楽部の事務局長を務める。「メンバー皆で協力して準備をしてきた。セントラルパークとして開かれた公園にしていきたいので、祭りがそのきっかけになれば」と思いを語る。
〇…神奈川区出身。1996年から縁あってこの街に引っ越してきた。普段から事務局長として里山の保全活動に従事していることもあり、同公園への思い入れは強い。「人によって公園の役割は違う。緑で癒されたり、昆虫の学習をしたり、子どもにも大人にも色んな関わり方をしてもらいたい」と話す。同倶楽部だけでなく、普段から様々な団体の代表として多忙な日々を過ごす。子育て世代の多い街だが、自身が会長を務める高山自治会では”みんなのおじいちゃん”的な役割も果たしている。「地方から引っ越してくる家族はほとんど、自分にとって子どもと同じくらいの年齢の親が多い。以前、大きくなったら自治会長になりたいといってくれた小さい子がいて嬉しかった」と微笑む。
〇…代表を務めることが多いというが、若い頃は人間関係で苦労したことも。「昔はつっぱって生きていた。背伸びをして”こうあるべき”ということにこだわっていた」。しかし50代で体調を崩したことがきっかけで考えが一変。「無理をしても仕様がない。ありのままで勝負しようと」。以来、肩肘張らずに人と接するスタイルを貫いている。
〇…普段の息抜きはバイクに乗ること。400Kmの道のりを運転するほどパワフルだ。「本当は妻を後ろに乗せたいのだけど、なかなか実現しなくてね」と笑う。趣味も地域活動も、今後の目標、夢への話は尽きない。「思っているだけでは駄目。何かしらの行動をとれる組織にしていきたい」。信念を胸に、仲間とともに走り続ける。
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