7月1日から横浜都筑ロータリークラブの会長に就任した 徳江 義典さん 青葉区在住 59歳
「原点に立ち返る」
○…異業種が集い、地域に根差した奉仕活動を行うロータリークラブ(以下RC)。都筑区を拠点に清掃やイベントに参加するなど、様々な形で事業を続ける横浜都筑RCの会長に就任した。今年1年、36人のリーダーとして活動する。近江商人の言葉「売り手良し、買い手良し、世間良し」をモットーに「会員や地域の方々が気持ちよく過ごせる社会を」と抱負を語る。
○…知人の紹介で会員になって今年で15年。弁護士と農家の仕事をこなすかたわらで、RCに参加している。「新しい仲間に出会えるのが楽しい」とやりがいを話す一方で、加入者の減少という課題と直面する。「RCはもともと不況のアメリカで、信頼できる取引先同士で集まったことから設立された団体。原点に立ち返り、改めて信頼し合える関係づくりから始めたい」。理念に基づき、会員たちが気持ちよく奉仕活動ができるような環境づくりを目指している。
○…代々続く農家の生まれ。幼いころから梨や柿を作る父の姿を見てきたが、都市化が進む港北ニュータウンを見て「農業以外の仕事も視野に」と青春時代は勉強に励んだ。また学校紛争が盛んだった高校生の頃には生徒会に所属し、安心して勉強できる場所づくりに奮闘したことも。持ち前の正義感は弁護士という職業に今も活かされている。「誰かを助けるという意味では、RCに通ずるものがある。仕事も奉仕も、相手に喜んでもらえることを考えてやっていきたい」
○…母と妻、2人の息子と共に5人で暮らす。「農業も弁護士も予定を組みやすい。自分の時間を作れるのがいいところ」と表情を緩ませる。休日は読書やRCメンバーとゴルフを楽しんで息抜き。現在は9月に区内の小中学生に向けた講演会を企画するなど、新体制での事業を起こし始めているところ。RCの理念を思い出し、より一層地域に目を配りながらこれからも活動に励んでいく。
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