ビーコルCUP実行委員長を務める 金子 純一さん 茅ケ崎南在住 51歳
信頼が人望作る
○…「地元でプロ選手がプレーしている。子どもたちはその舞台に立ちたいと思っているはず」。北山田の横浜国際プールをホームアリーナとするプロバスケチーム「横浜ビー・コルセアーズ」。公式戦の会場で区内の小・中学生プレーヤーが前座試合を行う「ビーコルCUP」を昨年立ち上げた。19日は中学生、20日は小学生の試合が行われる。「ここから都筑出身のビーコル選手が出てきたら。このコートに立つことを目標に頑張ってほしい」
○…生まれも育ちも茅ケ崎町(旧港北区)。都内の大学卒業後、地元の不動産会社に就職し、1年後に父が社長を務める金光商事に。80年代後半から本格的に不動産業をスタートさせた会社を家族総出でサポートした。「当時は駅もなかったし、畑ばかりだった。お客さんよりも近所の人がお茶を飲みにくる方が多かったよ」と笑う。
○…40歳以下の若手が「横浜」のまちづくりに貢献する(一社)横浜青年会議所に10年在籍していた。熱いメンバーが多く、「やることはしっかりやろうという姿勢が身についた。その繰り返しが人と人の信頼関係にもつながる」。会員からの人望も厚く、副理事長を務めた経験も。「イベント後の飲み会は楽しみの一つ」で、オンオフのメリハリも学んだ。ビーコルCUPをはじめたいと当時一緒に活動していたメンバーに相談すると、協力してくれた。「損得勘定抜きで付き合える。自分一人ではとても実現できなかった」。今年は50以上の企業や団体、個人が同大会に協賛してくれた。
○…区内をホームタウンにするビーコルの存在を「絶好の機会」と捉える。プロスポーツチームが身近に存在する地域はそう多くない。「都筑ができて20年。ここで生まれた子どもにとっては、都筑が故郷。その子たちが誇りを持てるようなまちにしていきたい」。都筑に暮らし、仕事をし、このまちを51年間見続けてきたからこそ、そう明言できる。
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