神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
都筑区版 公開:2018年6月7日 エリアトップへ

「まちづくり功労者国土交通大臣表彰」を受賞したぐるっと緑道の代表を務める 塩入 廣中さん 牛久保在住 70歳

公開:2018年6月7日

  • LINE
  • hatena

住民の声が行動力の源

 ○…「住民が地域に関わることで、まちは魅力的に変わる」。駅前の安全性向上や花と緑の再生など、地元住民らが主体となり進めてきた活動が認められ、国土交通大臣から表彰を受けた。「私だけの力じゃない。中川に住む人の日頃の活動が評価されたことが嬉しい」と控えめな笑顔を見せる。

 ○…長野県生まれ。獣医だった父の仕事の都合で小学3年から5年まで牧場で生活し、牛や馬、豚などと一緒に過ごした。「夜中に出産に立ち会い、朝まで見守っていた」と動物思いの優しい少年だった。中学・高専時代は軟式テニスに熱中。「勉強そっちのけで部員とテニスに明け暮れたよ」。勝ちにこだわり続け、関東大会で優勝するほどの実力者だった。

 ○…高専卒業後は複写機を製造・販売するゼロックスに入社。ボランティア活動にも積極的に取り組む会社で、社会貢献の素晴らしさを学んだ。32歳で結婚。転勤を経て、中川駅が誕生したばかりの25年前、都筑区に移住した。「山は崩され何もなく、スーパーにも車を出さないといけなかった」と当時の印象を語る。「新しいまちをきれいに維持しよう」と地域住民で月1回の駅前清掃を始めたのが団体の始まり。「より良いまちづくりのため、住民の声に耳を傾けた」。困った人を助けずにはいられない性格と行動力は現在も健在だ。

 ○…好奇心旺盛で定年の60歳を迎えると、中国語を学ぶため北京へ留学。その後も慶應義塾大学文学部の通信制に入学し、7年の猛勉強の末、卒業した努力家だ。そのほか、障がいがある子どもにコーチとしてテニスを教えるなど忙しい日々。「まちづくりには終わりがない。表彰を励みに次のステップへ。…ステップが多くても大変なんだけどね」。さらなるまちの発展に全力を尽くす。

都筑区版の人物風土記最新6

百崎 佑さん

4月27日のYOKOHAMA COFFEE MARCHEを主催する

百崎 佑さん

中川在住 25歳

4月25日

鹽野 佐和子さん

4月21日に能登応援イベントを行うTHE RABBITS’ BASE代表の

鹽野 佐和子さん

都筑区在勤 60歳

4月18日

岡本 景虎さん

レスリングアジア選手権に日本代表として出場する

岡本 景虎さん

池辺町在勤 23歳

4月11日

下山 幸男さん

都筑警察署第19代署長に就任した

下山 幸男さん

都筑区在勤 57歳

4月4日

山崎 佳之さん

えだきん商店会の桜のライトアップを手掛けた

山崎 佳之さん

荏田東在住 45歳

3月28日

岩佐 眞美さん

第2回「横浜中欧フェス」の実行委員長を務める

岩佐 眞美さん

都筑区在勤 60歳

3月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 2月22日0:00更新

  • 2月1日0:00更新

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

都筑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook