中川駅前商業地区振興会の会長に就任した 馬場 武志さん 中川在勤 41歳
中川の愛され“局長”へ
○…３年前に、中川駅前郵便局の局長に。郵便局を近隣住民の憩いの場にするために駅前の美化活動や、交流を大切にしてきた。会長への就任は前会長の「熱心に地域活動に参加してくれる」との推薦を受けてのこと。「まさか自分が」と驚いたが、映画イベントの企画や、会員向け講習会など、新しいアイデアで奮闘中。「32店舗の会員と関係性を深めて、新しい取り組みを始めていきたい」と志高く、舵をとる。
○…鶴見区出身。小学校６年間は２人の弟と一緒に父親がコーチを務めていたチームで野球に熱中。「母親も応援に駆け付け一家で取り組んだ。自分も家族を持って、そういう時間が大切だったと知った」と家族へ思いをはせた。高校に入学すると、流行っていた音楽プレーヤー欲しさに始めたアルバイト。「仕事の楽しさを知った。早く働きたいと思った」と２年間の専門学校生活中も熱心に働き、20歳の時に（株）日本郵政に入社した。実は、当時のバイト仲間が今の奥さんだ。
○…初任地は西区の横浜浅間町郵便局。人当たりの良さと丁寧で誠実な対応でたちまちファンを増やすと、窓口で指名を受けることも多かった。「新人だった僕をお客様が育ててくれた。今でも年賀状をくれる方もいて原動力になっている」と微笑んだ。中川駅前郵便局に異動になってからはより地域との連携を考えるように。「駅前という郵便局の立地を生かして、地域の顔つなぎ役になりたい」と意欲を見せる。
○…小２の息子を連れて地元の自治会活動にも積極的に参加。会長、局長と日々多忙だが「若手不足で会議などに顔を出すだけでも年配の方が喜んでくれる。これまで活動されていた方への恩返しができれば」。温かい思いと持ち前の愛されキャラでまちを支える。
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