横浜文化体育館で25周年メモリアル大会を行う大日本プロレス代表の 登坂 栄児さん 都筑区在勤 48歳
○…たった4人で池辺町に旗揚げした大日本プロレス。25年の時を経て個性的な41人のメンバーを抱える、デスマッチで名高い特異な集団へと成長を遂げた。「ここまでチームを引っ張てくれた、選手、スタッフ、ファンのおかげでしかない」。12月18日に行われるメモリアル大会を皮切りに全国各地で感謝の”死闘”を繰り広げる。「応援して下さる方に直接、御礼をしたい」
○…幼いころに両親が離婚し、父ひとり子一人。「弱い立場の人や一歩が踏み出せない子に手を差し伸べる人だった」と父の姿はそのまま自分の生き方に。スポーツ好きで高校時代に後楽園球場でコーラの売り子に挑
戦すると「頑張った分だけ、お客さんが声をかけてくれる。やりがいあった」と売り上げ1位を記録。「努力の分だけ返ってくること学んだ」
○…就職したプロレス団体が分裂し、結婚も重なったことから業界を退こうと考えるも「リングの設営を手伝っていたらいつの間に」と大日本旗揚げメンバーに。その7年後、29歳で代表を継いだ。市内各所で行っている商店街プロレスは全国的にも珍しい画期的な取り組み。「お客さんとの距離は近く。子どもには勇気を」とこれからもファンに寄り添う。
○…年間170日程行われる試合に加え、営業、グッズ管理、試合実況、レフェリーなど多忙な毎日。「ホタテ釣りの実況に呼ばれたこともある」と特殊な生活の息抜きは2人の娘と過ごす時間。北海道での試合時にはトラックで現地まで親子旅に出たことも。「進路の悩みを相談してくれて嬉しかった」と父親の顔を見せた。「自分の知らない人に勇気をあげられるのがこの仕事のいいところ。プロレスを通して優しい世の中の一助になれたら」とにっこり。
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