横浜都筑ロータリークラブ新会長の 下舘 智さん 牛久保在住 56歳
感謝胸に、料理と奉仕を
○…多種多様な職業人が集い、奉仕活動を行う横浜都筑ロータリークラブ。ドイツ学園の餅つき大会や留学生支援などの文化交流、区民まつりへの参加、盲導犬協会の支援と様々な奉仕活動を行う。1999年の入会から21年が経過し会長に就任。コロナウイルスの影響で活動の機会や例会の開催が減るが、「元気で楽しい会に。これまで行ってきた活動を強く太くしていきたい」と意気込む。
○…岩手県出身。物静かな性格で「野球は人気があったから」と卓球部に入部。きっかけは消極的だったが地区大会に出場するなど才能を開花させた。「なんか興味があって、やってみたかったんだ」と15歳の頃、料理人を志し上京。家族は「行ってこい」と優しく背中を押してくれた。早く技を身に付けたいと銀座や浅草などで修業を重ねた。朝から晩まで仕事は続き、月に2回しか休みはなく、故郷にも帰れない日々。「ホームシックになる暇もなかった」
○…29歳の時に独立。市ケ尾の不動産業者に「これからはニュータウンの時代」と聞きブルーライン開通間もない中川駅に店を構えた。活魚・季節料理「喜多川」という屋号は出身の北上川が由来。客にたくさん喜んでもらいたいと思いが込められている。「サービス業は来て、食べていただいて成り立つもの感謝は忘れてはならない」。客からお礼の言葉や手紙は何よりの宝物だ。
○…店の切り盛りやロータリーの活動など忙しい日々。「ゴルフや旅行に行けたらな」と思いを募らせながらも、「今は我慢、会長の間はおあずけだ」と目を細める。「でもね、例会のある水曜日が楽しみなんだ」と満面の笑み。感謝の気持ちを持ちながらクラブ30周年に向けて奉仕活動は続いていく。
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