4月1日付で12代都筑区長に就任した 中野 創さん 港北区在住 57歳
「思い出深い地」で邁進
○…「プレッシャーはない。このまちを良くしていくことに職員一丸となって取り組んでいける。やりがいがある」。区民21万人超、職員391人のリーダーはその職責を楽しそうに話す。早速、江川せせらぎ緑道でのお花見会や山田富士公園のさくら祭りに参加。「住民が熱心に自分たちで汗を流して地域活動に取り組んでいる非常に素晴らしい地域性がある」と都筑区の印象を語る。
○…着任前は環境創造局公園緑地部長として、全国都市緑化よこはまフェア実行委員会事務局長などを兼務。昨年3月から約2カ月半に渡って開催されたフェアには約600万人が来場し、目標人数を大幅に上回った。「公園など一会場ではなく、分散型の会場で横浜のまちの魅力と花の魅力を演出した」。その言葉通り、来場者アンケートでは96%以上の人が「良かった」と好評を博した。
○…港北区出身。幼少期は「父親が漕ぐ自転車で本牧へ海水浴に行った」と思い出を語る。高度経済成長期、日々変わる横浜を見てきた。インフラ整備が進む一方、公害などが全国的に社会問題に。高校生の時、「緑の力が社会に役に立つのでは」と漠然と感じていた。大学は公園や緑などについて学べる学科を選択。卒業後、造園職として横浜市職員のスタートを切った。30代、公園部計画課時代にはセンター南駅前のすきっぷ広場や緑道、都筑中央公園の設計調整などを担当。自身にとって都筑は「思い出深い地」と表現する。
○…息抜きは週末のテニス。「親父仲間と汗をかいた後に飲むビールが楽しみ」と笑顔を見せる。今後は「都筑区ならではの魅力を生かしながら『人づくり、つながりづくり、魅力づくり』の視点を持って事業に取り組む」と都筑のふるさとづくりに邁進する。
|
<PR>