横浜旭ロータリークラブの会長に新しく就任した 市川 慎二さん 区内在住 43歳
思いやりの心で地域を笑顔に
○…さまざまな職業人が集い、地域への奉仕活動を行っている横浜旭ロータリークラブ。7月から、その第50代会長に就任した。今年度のテーマは「ロータリーの奉仕を通じて地域を笑顔に」。31人の会員たちへは「先輩が築き上げてきた伝統を守りながらも、新しいニーズを探していこう」と呼びかけた。現状に即し、求められるニーズを把握しようと、常に高くアンテナを張り続ける。
○…同団体では、2011年に発生した東日本大震災へのさまざまな復興支援に継続して取り組んでいる。地域の中高生によるチャリティーコンサートをはじめ、毎年冬には被災地である宮城県の幼稚園や保育園を訪問。会員たち自らがサンタクロースに扮し、子どもたちにクリスマスプレゼントを届ける活動を続けている。「被災者は忘れられてしまうのが一番辛いのでは」。その思いが活動を続ける原点だ。最近では県立がんセンターでのセミナーの企画や、外国籍の子どもたちへの日本語指導にも会員自らが取り組むなど、奉仕活動の幅を拡げている。
○…入会したのは12年。園長を務める希望ヶ丘幼稚園(東希望が丘)が、東日本大震災で被災し、園舎の壁が損傷してしまった。「大変な事態だったが、近隣住民や保護者の方が状況を理解してくれ、助けてくれた」。翌年には無事に修復し、新園舎が完成。この出来事がきっかけとなり、「自らも奉仕活動に取り組みたい」と思うようになった。
○…仕事でも、プライベートでも、子どもたちの心に寄り添うことを大切にしている。「子どもがテレビを見ていたら、一緒に見るようにして、その世界観を共有したい」。大好きなサッカー観戦も、子どものためなら後回し。相手の立場に立った思いやりで、奉仕活動にも力を発揮する。
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