神奈川県立がんセンターの総長を務める 古瀬 純司さん 千葉県在住 65歳
新たな挑戦にワクワク
○…神奈川県のがん医療の中枢機関として、さまざまながん治療や臨床研究を行う神奈川県立がんセンター。昨年行われた選考を経て、今年4月、総長に就任した。「新しい仕事の機会をいただき、とてもワクワクしています。これまでの30年の経験を生かせれば」と意気込みを話す。
○…長野県で幼少期を過ごす。医師を志すきっかけとなったのは、北海道の高校に在学していた時。「高校3年間で虫垂炎、腎臓損傷、自然気胸で入院したんです」。この3回の入院経験が医師への思いにつながった。「大学で勉強したことが、そのまま生かせる仕事に就きたかったこともありますね」と振り返る。高校を卒業後、千葉大学医学部に進学。勉学に励む傍ら、好きな坂本龍馬に関する本を愛読し、竜馬の足跡を辿り「京都、高知、長崎へ旅行したことも」。卒業後は同大学医学部附属病院第一内科に入局。「人の生死にかかわる、全身を診る医者になりたかった」と消化器内科に関する研鑽を積む。その後、国立柏病院や国立がんセンター東病院などを経て、杏林大学医学部内科学腫瘍科の教授に。立ち上げから携わった腫瘍科。「軌道に乗せることができとても嬉しい」
○…長男・長女は独立し、現在は妻と2人暮らし。趣味は20年以上続けているジョギング。住まいからほど近い、江戸川の堤防がお気に入りのコースだ。「休日に8Kmぐらいかな。走っているとすっきりするので」。忙しい日常のストレス発散に役立っている。
○…900万人以上の人口を抱える神奈川県のがんセンター。国内外に先進の取り組み発信をするけん引役として「新しいことにチャレンジする日々。これまで以上の実績を作っていきたい」と思いを話す。
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