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旭区版 掲載号:2013年11月7日号 エリアトップへ

太鼓祭で全国優勝した創作和太鼓集団「打鼓音」の代表を務める 渡邊 晃伸さん 瀬谷区在住 43歳

掲載号:2013年11月7日号

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和太鼓が生む、心の成長

 ○…「日本一は通過点で、目標ではない。メンバーの可能性をもっと伸ばしたい」。日本一を決める太鼓祭で、2年ぶりに頂点に返り咲いた。大会に参加し始めて5年。常に上位に君臨するプレッシャーは相当なものだ。安堵感からか、結果発表後は涙を流すメンバーも大勢いた。「勝つための演奏ではなく、応援してくれる人たちに打鼓音らしい演奏を届ける」。純粋な無欲が勝利を招いた。

 ○…旭区若葉台の星槎中学・高校を拠点に、演奏活動や太鼓教室を開催する打鼓音。今年は初めてステージに上ったが、日ごろは事務や経理、演奏会の調整、太鼓の指導など裏方に奔走する。前身の部活動を経て、NPO法人として7期目。演奏依頼も多く全国を駆け巡るが、はじめは事業として存続させることに頭を抱えた。やがて、地元周辺での演奏活動など地道な活動から名が知られるように。「地域の方々には本当に感謝。日本一になれたのも地元の応援があってこそ」

 ○…元は星槎高校の美術教諭。サイパンの姉妹校との文化交流で披露した和太鼓が部活動発足のきっかけに。顧問だった当時から、和太鼓の「力」を感じていた。不登校や非行化傾向などさまざまな問題を抱えた生徒がいたが、真剣に向き合い聴衆を感動させることで、心に大きな変化が生まれたという。「太鼓をやれば、絶対変わる。教育の中に位置づけた和太鼓を広めていきたい」と力強く語る。「太鼓を仕事にしたい」と訴えたのも教え子。そんな元生徒は、今では片腕を担う頼れる仕事仲間だ。

 ○…憧れていた団体名入りのマイクロバスをこの夏、手にした。「バスで旅しながら、全国で演奏活動したい」と笑顔を見せる。苦難もあったが、「夢は見るものではなく、つかむもの」という信念のもと、日本一の称号や全国公演など大きな夢も着実に実現させてきた。和太鼓の力で成長させるという新たな教育。自分にしかできない仕事を見つけた。

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