平成30年度予算質疑
新年度予算については、2月の本会議での各党代表質問で本格的な審査がスタートし、その後に特別委員会が設置され各局別の予算審査、総合的な質疑を行う連合審査会まで続きました。この連合審査会は、市長が出席して質問者との一問一答形式で行われます。今年は3月20日に開かれ、私は自民党を代表し第2質問者として登壇しました。以下にその質疑についてご報告します。
■劇場の整備
関―市長は「成熟期にある都市が今後も豊かな人を育むには、文化芸術の力が必要」とし「文化芸術創造都市の実現」を目指した取組を進めてきたが、その総括を伺う。
市長―これまで現代アートや音楽、ダンスのフェスティバルを開催し、まちづくりや次世代育成に努め、身近で文化芸術に触れる環境整備に取り組んだ結果、観光客数や消費額が増加し、横浜の魅力向上や賑わいの創出に寄与してきた。今後は、ソフト、ハード両面から新たなステージに挑む必要があると思う。
関―30年度に示された「新たな劇場整備」に向けた予算案は、市長の強い思いが込められたものと思うが、市内には県民ホールなどの既存の施設に加え、民間による音楽ホール整備計画がある。今回の市長が考える劇場のイメージを伺いたい。
市長―オペラやバレエ、歌舞伎など本格的な舞台芸術の上演施設を考えている。また、横浜から新たな文化芸術の魅力を発信し、若手アーティストや次世代を担う子どもたちの育成につなげたい。そのための横浜独自の劇場整備を目指す。
■商店街の活性化
関―30年度予算に計上した「フィールドサーベイ事業」の狙いと実施内容について伺いたい。
経済局長―商店街からの要望に応え、買い物行動に関するアンケートや通行量調査、コンサルティングを行い、今後の支援策につなげていく。
関―「商店街の活性化に関する条例」が制定され3年が経過した。商店街活性化にかける市長の思いは。
市長―私も最寄りの商店街を利用しているが、店主とのやり取りに温もりを感じている。今後も地域に親しまれる商店街づくりを応援していく。国内外から多数の来街者が訪れる好機も捉え、活性化につなげたい。
■海洋都市横浜の取組
関―27年度から「海洋都市横浜うみ協議会」を設立し子どもたちの教育や産業振興につなげているが、その取組を振り返っての所感を。
市長―海の魅力を体感するイベント「うみ博」には2万人を超える来場者があり関心の高さを実感した。今年は「海と産業革新コンベンション」を開催したところ450を超える企業団体の参加があり、産業振興に向けた手応えも感じている。
関―「海洋都市横浜」の今後の展開について伺いたい。
市長―子どもたちの海洋に関する学習機会を充実させ、海洋分野の国際会議等を誘致し、市内企業のビジネスチャンスにつなげていく。そして「海洋都市横浜」の存在感を高めたい。
横浜市会議員 関勝則
〒 235-0036 磯子区中原 2-1-20 ビラ中原 1F
TEL:045-770-5602
FAX:045-770-5603
|
|
|
|
|
|
|
<PR>