郊外部再生・活性化特別委員会
7月10日に私が今年度所属した特別委員会が開かれ、この1年の調査研究テーマを「郊外部を活性化させる持続可能な地域交通について」と決定し、当局から横浜市内の交通状況や地域交通に係わる施策について説明を受けた後、議員間討議を行いました。
【テーマ選定の理由】
高齢化と人口減少の進展が横浜市全体の課題となっている中、郊外部には開発後数十年が経過した大規模団地や公共施設の老朽化が目立つなど課題を抱え、活力の低下が懸念されています。そんな中で昨年から設置された郊外部再生・活性化特別委員会では、課題の一つとして地域交通の重要性が議論されてきました。
地域交通は鉄道駅周辺のまちづくりや郊外住宅地の再生といったハード面と商店街の活性化や地域コミュニティの維持といったソフト面ともに関連性が高く、郊外部の活性化には持続可能で利便性の高い身近な地域交通の充実が不可欠です。そして、地域交通の構築については、行政だけでなく地域住民や商店街、交通事業者等が連携して進めるべきと考え、そのための様々な手法について議論を重ねることとしました。
【交通を取り巻く状況】
人口と高齢化の推移
人口は2020年に374万人超でピークを迎え、30年には366万人台に減少すると推計され、高齢化率は20年から5年毎に1%増加し、30年には27%(65歳以上)に到達すると推計されます。
路線バスの利用状況
2010年に78万人となり利用者の減少(地下鉄の開業等が要因)が続いた後は増加傾向に転じ、18年には82万人となっています。
【地域交通施策の取組状況】
地域交通サポート事業
生活に密着した交通の導入に向け、地域が主体となった取組に対し、様々な支援を行う事業で道路局が窓口となって進められています。
具体的には、バス路線がないことや高齢化の進展、近隣に病院や商店がないといった地域が行政に相談。横浜市は道路状況の確認や運行計画を策定し事業者選定を行い、事業の採算性や利用促進の検討などが議論され合意形成が得られるとバスや乗合タクシー等の導入実現となります。現在までに23地区で本格・実証運行が進められています。
横浜市会議員 関勝則
〒 235-0036 磯子区中原 2-1-20 ビラ中原 1F
TEL:045-770-5602
FAX:045-770-5603
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