洋光台連合自治町内会の相談役を務める 松浦 照朝さん 磯子区洋光台在住 84歳
洋光台の文化伝え続ける
○…20、30、40周年と記念事業に携わり、50年の半世紀はまちづくりや人生の節目だと思っていた。コロナ禍により記念式典が来年に延期され「寂しい思いがある」と残念がるも「楽しみな時間が1年間増えた」とポジティブに捉える。今から来年の式典を楽しみに過ごす。
○…島根県出身。石川島播磨重工業(現IHI)への就職を機に上京。磯子区の工場建設に携わったことが磯子区や洋光台との最初の関わりだ。様々な大企業が磯子区に工場を建設していた開発当時は、「山を切り崩した土が日本一多かったと言われた」と振り返り、目を輝かせながら「希望と夢があった」と話す。社宅の管理人を任され、地域住民と関係を築き交流。結婚後に洋光台1丁目に居を構えた。設立から携わった洋光台1丁目町内会は32年間会長を務めた。
○…42歳から市会議員を6期・24年務め2000年には第45代副議長に就任。63歳で藍綬褒章、70歳で旭日小綬章を受章した。その間、現在相談役の洋光台連合自治町内会の副会長を約30年担った。活動は町内会にとどまらず、ライオンズクラブ会長や野庭高校PTA会長、地区社会福祉協議会の副会長なども歴任した。「地域の皆さまの支えがあってできたこと」と感謝を忘れない。
○…「恩返しの思いから少しでも力になれれば」と連合自治町内会の相談役は10年を超え、今でもまちづくりに参画する。3年前に入会した俳句の会をはじめ、音楽や花いっぱい活動など洋光台には文化が根付いていると実感する。「地域の皆さまのまちづくりに対する思いが積み重なり、街の発展が続いた50年だと思う」。これからも「住みやすい街・洋光台」を支え、伝え続けていく考えだ。
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