10月8日に10周年記念コンサートを開催したイマージュISOGOの代表を務める 安次嶺(あしみね) 徹さん 磯子区杉田在住 58歳
スマイルな人生を
○…「お客様に喜んでもらい、演奏している自分たちも笑顔になれて、本当に開催できうれしい」。8日の10周年記念コンサートを振り返る。「音楽で地域を活性化させたい」と集まったメンバーで団体を結成し10年。3年前から代表としてメンバーをまとめる。商店街のイベントに出演し、地元の高校生とコラボした音楽祭を企画してきた。「地域に育てていただいた」と感謝を忘れない。
○…中学生の時にラジオから流れるビートルズやスティービーワンダーの曲に心をつかまれた。高校ではジャズ喫茶でアルバイトをし、大学生でバンド活動に勤しみ、音楽が生活の中心だった。ただ、仕事が忙しくなった社会人で一度音楽から離れた生活に。自宅と会社の往復生活を変えてくれたのも音楽だった。25年前に越してきた磯子区で知り合った仲間から「バンドやろうよ」の一言で音楽活動を再開。バントを結成し、「音楽の楽しさを改めて感じられた」
○…芸名ならぬ地域名「とーる」で活動している。「『安次嶺』というと、妻のほうが有名なので」。妻が15年前に結成したアマチュア劇団「横綱チュチュ」にも参加し、東日本大震災の被災地でも公演を行った。「役を演じることで人を知ろうとし、より優しい気持ちになれる」。活動が人間的にも成長させてくれると実感する。ボランティアにも力をいれ、保育園や小学校で本の読み聞かせも行う。「子どもたちが笑顔になり喜んでくれるのが原動力ですね」
○…沖縄県出身。父の転勤で幼少期に故郷を離れた。「正直あまり沖縄に住んでいた記憶がないんです」。大学卒業以来約30年勤めた企業を早期退職し「東京や横浜と沖縄の架橋になる仕事がしたかった」と、2年前から沖縄ツーリストで働く。「密かにイマージュISOGOのコンサートを沖縄でできないかと考えているんですよ」。常にスマイルな人生を送る。
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