10月1日付で磯子駅の駅長に着任した 林 哲治さん 磯子区在勤 58歳
駅から磯子の魅力伝える
○…「終電の行き先など、終着駅というイメージだった」という磯子駅の駅長に10月から就任。同じ京浜東北・根岸線の新杉田駅、洋光台駅も含めて管理する。さまざまな駅や部署で働いてきたが、磯子での勤務や駅長職は今回が初めて。「来てみると海や山もあって、気持ち良いまちだと感じた。チームワークを大切に、良い駅にしてきたい」と抱負を語る。
○…戸塚区で育ち、高校卒業後に当時の国鉄へ就職。これまでに東戸塚駅や保土ケ谷駅、鎌倉駅をはじめ、適切な業務のための監査を担う監査室などで勤務してきた。東京駅の「みどりの窓口」で勤務した時には、地方の支社に所属する社員と共に業務に励んだ。「この時に知り合った仲間の地元に遊びに行ったりしたのは良い思い出。こうした仲間とのつながりは財産」。今でもこうした人と人とのつながりを大切に、仕事に向き合っている。
○…現在は鎌倉で暮らす。海沿いや神社仏閣などを、散歩がてら回ることが息抜き。着任から間もないが磯子区内も少し歩き、神社などへ足を運んだ。「まちを知ることは仕事での案内にも生きる。そのうち社員たちと一緒に歩いて、磯子をPRできるようになりたい」
○…鉄道の安全、安定輸送を提供することはもちろん、地域貢献にも力を入れる。「コロナ禍で遠くに行けなかったかもしれないけど、地元や近場の良い所を見つけるきっかけになれば」。現在は磯子区の花「コスモス」の写真募集を呼びかけるポスターを掲示するなど、区の事業や地域でのイベントにも協力する。「これまでの社員たちの取り組みや思いを引き継ぎ、自分もまちの魅力を体感しながら発信していきたい」。磯子の魅力を駅から伝えていく。
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