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「愛と勇気とさんま実行委員会商店街」会長の 柴岡 義幸さん 横須賀市在住 54歳

公開:2016年1月21日

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仲間とともに「10年」へ

 ○…東日本大震災からまもなく5年。被災地から購入したサンマを焼き、無料配布する「愛と勇気とさんま」の活動もまた、5年を迎える。活動は土日を中心に年間約100回に上るが「仲間の前で自分だけ『疲れた』とは言えないなあ」とにっこり。「まずは10年続ける」という目標は立ち上げ時から変わらない。「”横浜といえばサンマ焼き”という文化が根付いていくと嬉しいよね」

 ○…横浜南部市場の有志数人で始めた活動は、変化を続けている。まずは協力者の数。今や100人以上が関わる大所帯となった。そして昨年から名前を変え、区の商店街連合会に加盟。場所ではなく「想い」で繋がる、珍しい商店街のかたちだ。サンマ焼きを続けてきたことで、イベントを企画するノウハウや人脈を培ってきた。「これから、市内のいろんな商店街や団体と一緒に、地域の活性化に繋がる活動をしたい」

 ○…南部市場内で、業務用食材を扱う店舗を経営する。勤め始めた33年前を振り返り「当時は本当に活気があったなあ」と目を細める。時代は流れ、市場は変わった。「その中でも自分たちにできることがあるはず」――言葉を交わさずに物が買える時代だからこそ、会話を大事にする「市場の商売」を大切にしたいという。「例えばサンマを焼きに行った先でも、会話は大切にしたい。地域の課題や、自分たちにしかできないことが見つかるかもしれないから」。サンマ焼きの輪が現在も広がり続けているのは、この信念があるからかもしれない。

 ○…「仲間に恵まれたから、たまたま続いた」と話す。活動に否定的な意見を耳にしてきた。風評被害にも遭った。それでも続けられるのは、信念を持つ仲間がいるからこそ。今年はサンマの高騰という課題に直面しており、打開策を模索中だ。「辛そうにしていたら活動は続かない。ボランティアの場だからこそ、笑顔があるといいよね」

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