ひったくりに用心を 県は増、区は減
神奈川県内のひったくり被害件数が今年1月1日から5月31日までに753件(前年比47件増)に上り、全国ワースト1位となった。
一方、港南警察署管内では同期間の被害件数(暫定値)が14件で前年から4件減少しているが、同署は注意を呼びかけている。
同署管内で発生した事例を生活安全課が調べたところ、ひったくり犯はオートバイや自転車で後方から忍び寄って犯行に及び、特に高齢者の女性が人通りの少ない道で被害に遭うケースが多いという。また、県内では午後6時以降の被害が目立つが、区内では昼夜を問わず発生する傾向にあることが分かった。
同課の担当者は、「昼間でも人通りが少ない道は1人で歩かないようにし、鞄は車道と反対側の手で抱えるようにして持つ。自転車の場合もカゴには防犯ネットをするなど、気をつけてほしい。また、背後からバイクの音が聞こえたら振り返ることも効果的」と話していた。
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