「まずは自助、共助」 吉原小で防災訓練
吉原小学校で9月4日、地域防災拠点総合防災訓練が開催された。
訓練は神奈川県西部小田原沖で地震が発生し、港南区内は震度6強の烈震。断水、ガス供給遮断、区内全域で停電という状況を想定して行われた。
当日は213人の地域住民が参加。重傷者を防災拠点に誘導するところから始まり、参加住民は避難者カードの整理や避難者の誘導を行う受付班やケガ人の手当てを行う救護班、要援護者を担当する援護班、炊き出しやトイレの組み立てを行う食糧物資班、壁新聞で被害状況の把握と公表、緊急無線操作を行う情報班、避難者の受け入れ態勢の整備や拠点内の秩序維持を行う総務班に別れて訓練した。
防災拠点運営委員会の高森政雄委員長は「まずは自分と家族を守る『自助』。各自で食料や水の確保、家具の転倒防止を徹底してほしい」と話し、「次に隣近所で助け合う『共助』。さらには被災時は自治会町内会が基本単位なので、役員不在時の対応や、いっとき避難場所などの確認を続けていきたい」とした。その上で「行政などによる『公助』は最初からは当てにしない心がけを」と呼びかけた。
また、「今回は東日本大震災後ということで、参加者側の意識が高かった」と話しながらも、「大切なのは継続して徹底的にやっていくことだ」と防災訓練を振り返っていた。
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