港南剣友会 石巻の剣士を招待 合同稽古と試合を実施
桜岡小学校を拠点に剣道の稽古をしている港南剣友会(田野井一雄会長)は11月12日、13日の2日間、宮城県石巻市で活動している湯殿山剣道スポーツ少年団を招き、合同稽古や対抗試合、両団体含め13団体による練成大会を開催した。
剣友会は東日本大震災の被災地を支援する「プロジェクトひまわり」を実施しており、少年団を招待しようと企画したのもその事業の一環。
今回は少年団に所属する小学4年生から中学2年生まで10人の子どもが来浜。子どもたちは剣道の稽古や大会に参加しただけでなく、親睦会で被災体験や石巻市の様子を剣友会の子どもたちに伝えたほか、横浜中華街や横浜ベイブリッジの観光も楽しんだ。
少年団の後援会長として同行した飛川正義さんによると、避難や引越しで団員数も減っていたほか、10月中旬まで練習場所の体育館は避難場所となっており、落ち着いて試合もできない状況だったという。飛川さんは「試合があると練習の励みになる。申し出は大変ありがたかった」と話したほか、小学4年生の加藤那菜さんは「しばらく剣道ができなかった。試合は緊張して半分くらいしか実力が出せなかったけど、楽しかった」と感想を話した。
剣友会の伊東廣明副会長は「少年団と縁ができたので、これからも長く交流を続けていきたい」と話し、飛川さんは「機会があれば石巻市にも来てほしい。来年以降も交流を続け、また一緒に稽古ができれば」と話していた。
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