「見えた見えた」 小学校で金環日食観察会
市立港南台第三小学校校庭で5月21日、金環日食の観察会が開催された。
日食とは太陽の手前を月が横切るときに太陽の一部、あるいはすべてが月に隠れる現象のこと。中でも金環日食は、重なり合った瞬間がドーナツ状に見える珍しい状態であり、日本では1987年に沖縄で観測されて以来、25年ぶりの現象となる。
当日は児童と保護者だけでなく、近隣住民も校庭に集まり、300人ほどが参加。同校は参加者に、PTAの協力によって集められた遮光グラスを100枚貸し出していたほか、校庭にはグラスを持参している親子連れも多く見られた。また、出勤前の父親たちはスーツ姿で日食を待っていた。
港南区では朝から雨が降り、曇り空が続いていたが、ときおり雲の切れ間から日食が現れ「見えた見えた」と児童が歓声を上げていた。午前7時30分を過ぎ、曇り空の中ではあるものの、金環日食を観測することができた。
母親と観察に参加していた同小3年生の女児は「はっきりとは見えなかったけど、ちょこっとでも日食が見れて嬉しかった」と話していた。
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