開発した装置が受賞 港南テクニクス 原田さん
電機・金型事業を行う港南テクニクス(株)(港南区下永谷3の73の11)に務める原田仁さんが開発した「DINレール自動カッター」で「第29回すぐれたアイディア表彰」を受賞。原田さんは1月10日にホテルキャメロットジャパンで表彰を受けた。
同表彰は(社)横浜市工業会連合会が同会員企業向けに技術開発、生産性の向上、経費節減面等のアイディアを募集したもの。DINレール自動カッターは企業向けの電気系統基盤の部品であるアルミ製のレールを裁断するもので、「DIN」とはドイツ工業規格の略称。
同社では元々、手動式のカッターでレール裁断を行っており、女性社員が扱うには腕力が必要など、非効率だったという。そこで原田さんが1年ほど前から自動式の開発に着手。自動式を導入することで作業時間は3分の1以下に短縮。女性社員からも「(作業が)楽になった」と好評だ。
開発にあたって原田さんは「ゴムのローラーでアルミレールを正確に1ミリ単位で測る部分が苦労した点。調整に製作と同じだけの時間がかかった」と振り返り、受賞を受けて「仕事にも張り合いが出る」と感想を話していた。同社の鈴木清社長は「会社の皆の士気を高めるためにも毎回アイディア表彰に応募していく。新しいものをつくる気概があれば、会社はまだまだ色んな楽しみがある」と話し、受賞を喜んでいた。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>