はっち6周年 「次へ進む手助けに」 施設長の青木さん
港南区地域子育て支援拠点「はっち」(日野2の4の6)が、この4月でオープン6周年を迎えた。年間利用組数は開館した2008年度の9992組から、13年度は1万966組に増加。1日平均でも前年度は46組を超えるなど、未就学児を育てる母親への周知は確実に広がっている。
施設長の青木恵美子さん=写真=は昨年4月に就任。はっちを運営するNPO法人「ちゅーりっぷ」の副理事長でもあり、はっちの立ち上げから携わってきた。
娘がまだ幼かったとき、地域にある子育て支援の場によく通っていたという青木さん。参加していた栄区の子育てサークルが発展して現法人となり、今の立場に至る。育児で困っていたときに「助けてもらった」との思いから、いつか自分が落ち着いたころに”恩返し”で困っている親を助けたいと考えていた。そんな思いが今、はっちでの活動につながっている。
自身も「解決にはならなくても、『うちもそうだった』と先輩ママから聞くだけでほっとする。次のステップへ進む手助けになれるように、一緒に歩いていきたい」。
6周年を迎え「はっちの雰囲気にも変化が出てきた」と青木さん。スタッフの子どもたちへの接し方もルールに縛り付けるのではなく、思いやりを持ち見守るように。「来た人皆が笑顔になってほしい」―。
親子のコミュニケーションの場として、スタッフと利用者で共に成長していく。
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