いじめ問題解決のため、全国で講演活動を行うNPO法人「ジェントルハートプロジェクト」理事の小森美登里さん(日野在住)が11月27日、日野小学校(杉山百合子校長)で人権をテーマにした講演を行った。
小森さんと杉山校長が旧知の仲ということから、毎年同校で講演が行われており、今回が7回目。当日はPTAによる「家庭教育学級」の一環として、全校児童300人と保護者を対象に行われた=写真。
小森さんは16年前、いじめによる自殺で1人娘の香澄さん(当時15歳)を亡くした。小森さんは「人生の長さは人それぞれ違うけれど、誰かに命を奪われてはいけない。命はたった1つしかないんだよ」と児童たちに優しく語りかけた。
いじめが原因で自殺した子どもたちのメッセージなども紹介し「誰かがいじめられていたら、1人で守ろうとせず、大人にも相談してほしい。そして、いじめられてもやり返さないで」と強調した。
最後には、小森さんが香澄さんら子どもたちのために作った詩『生まれてきてくれてありがとう』が教員によって読み上げられた。講演後、保護者からは「自分の子どもと向き合いたい」などの感想が聞かれた。
また児童たちは講演を終え、縦割り活動の一環として「たてわりなかよし会議」を初めて実施。1〜6年生で8人ほどのグループを作り、「学校を大好きでいるためには、どうすれば良いか」を話し合った。
最後には各グループで標語を作り「自由の翼〜勇気と心で命をつなげ〜」など力のこもったものが多く発表されていた。
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