市政報告 ふ頭の岸壁延長は「過大投資」 横浜市会議員 みわ智恵美
討論に立ちました
横浜市会第2回定例会が5月29日に最終日を迎え、市長提案の一般議案42件と予算議案2件、議員提案の2件が賛成多数で可決されました。請願は4件のうち2件が採択されましたが、労働法制に関する2件は不採択となりました。
今回の定例会で私は、議決に先立って、5つの議案と2つの請願不採択について反対討論を行いました。
今の岸壁で十分足りる
今回、南本牧ふ頭に大型コンテナ船2隻が同時に接岸できるようにするため、埋立てに関する意見書を国に提出することの可否についての議案がありました。私は過大投資という判断から、反対討論を行いました。
横浜港の取扱コンテナ量は、2008年をピークに減少し続けている現状があります。また横浜港の輸出を支えていた自動車、電機、化学、機械など主要産業が生産拠点を海外に移転するなど、横浜港を取り巻く経済状況を見ても、今後輸出が大幅に伸びることは期待できません。
市長は、アジア市場をターゲットにコンテナ集荷を期待していますが、韓国や中国の主要港と比べても横浜港は地理的に不利なため、荷主の奪い合いで競争に勝てる保証は皆無に近いと考えられます。
これらのことからすれば、岸壁は既存のもので十分足りています。過大投資という、税金のムダ遣いを許すべきではありません。
カジノは賭博
横浜市の都心臨海部再生に関して、今後の基本的な計画を定めるマスタープランが昨年度策定されました。これはカジノ設置を前提に、大規模集客施設の整備とその目標年度を明記するなど問題のあるものです。カジノは賭博であり、市は市民の生活と健康を守るべきであって、市民をギャンブル依存症にしてその生活を破壊することの一端を担うべきではありません。
策定を受け、マスタープランを策定した審議会を廃止する旨の議案が提出されました。私はマスタープランの練り直しをすべきと考え、反対討論を行いました。
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