市政報告 戦争を語り継ぐ夏 横浜市会議員 みわ智恵美
市会の臨時会で6月30日、内閣総理大臣らに宛てた「意見書の提出」に関する審議が行われました。これは政府に対して、国会での安保関連法案の審議に関し、慎重な取り扱いを求めるというものです。
この法案の今国会での成立については、新聞等による世論調査でいずれも反対が50%を大きく超えています。国会での「数の力」による強行は許されません。私たち日本共産党横浜市会議員団も提出に賛成しましたが、本会議では否決となってしました。
「二度と戦争しない」
70年前の太平洋戦争の時、横浜をはじめ都市部はアメリカの爆撃で焼け野原となり、広島・長崎では、原子爆弾で一瞬にして何万人もの命が奪われ、沖縄の地上戦では県民の4人に1人の命が失われました。
一方でこれらは、日本による中国への侵略や、真珠湾への先制攻撃により拡大した戦争の結果でもあります。多くの命を奪った戦争の悲惨な被害はもちろん、日本の加害の歴史と、国民や世界に「二度と戦争をしない」と誓った平和への決意を改めて語り継ぐことが大切ではないでしょうか。
若者を戦場に送らない
今、若い世代も安保法制の成立反対を訴え、ママたちは「どの子も殺されたくない」と主張しています。
日本国憲法成立前の戦時中には自由に「戦争反対」を主張することもできませんでした。今の安保関連法案は、集団的自衛権の行使という「憲法違反」を犯すものです。中国の脅威が強調されているものの、民間では経済・文化で活発な交流がなされており、政治の分野でも武力ではなく対話で応じるべきだと思います。
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