港南区内の子ども会が、最戸にある神奈川県戦没者慰霊堂の清掃を30年以上にわたって毎月輪番で続けていることに対し、7月9日に神奈川県遺族会から港南区子ども会連絡協議会(田野井一雄会長)に感謝状が贈呈された。
これは県立青少年センターで行われた「終戦70年平和祈念式典」の中で贈られたもので、同会の活動は、清掃を通じて子どもたちに平和の尊さや大切さを伝えるものとして評価された。
活動を続けているのは大久保東・中・西、上大岡、さつき台、最戸の6子ども会で、7月31日には大久保東子ども会が清掃を行った。
当日は6人の子どもが参加。慰霊堂のことをよく知らないという子どもも多い中、田野井会長は戦争関係で亡くなった約5万8000人が慰霊堂に祀られていることなどを子どもたちに説明。「みんなが小学校に行けたり、平和な暮らしができるのは、戦争で亡くなった人たちのおかげだよ」と話し、「ありがとうという気持ちで慰霊堂にまた来てほしい」と呼びかけていた。
また、田野井会長は「戦後70年の今年、戦争の悲惨さと亡くなった人達への感謝を子どもたちに伝えていきたい」と意気込みを話していた。
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