バイクレーシングチーム「TEAM JP」(上大岡西)は、三重県の鈴鹿サーキットで7月23日から26日に行われた「鈴鹿8時間耐久ロードレース」に参戦し、見事完走を果たした。同チームは2013年、14年にも完走しているが、「今回は多くのトラブルに見舞われ、完走できたことが奇跡的」とオーナー兼ライダーを務める木村泰善さん(52)は充実感をにじませた。
トラブルはレース開始前から重なっていた。同チームは3人のライダーで8時間を戦う予定だったが、大会前の練習で1人が転倒負傷。出場できず、急きょ2人体制で臨まざるを得なくなったほか、この転倒でメーンのマシンも使用不能に。スペアカー1台で本番に臨むことになったが、「決勝まで進み、完走することだけは諦めなかった」と木村さんは明かす。
今年のレースには、84チームがエントリーし、予選を経て70組が決勝に。決勝当日は、路面温度が60℃を超える過酷な状況で、出場者のアクシデントも続出する中、木村さんも転倒や燃料噴射装置の故障など、再三のトラブルに見舞われた。だが規定周回数(トップの75%)の153周をわずかに上回る155周を走り切り、完走を果たした。
50位という結果に木村さんは「目標の35位以内に届かなかった悔しさはあるけれど、自分だけでは成し遂げられないことを達成できた」と晴れやかに語り、大会前に開催した上大岡でのイベントにふれ、「地元の応援は、レース中にも力になった」と笑顔を見せた。
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