横浜市立南高等学校(鈴木英夫校長)で1月30日、同校が取り組むスーパーグローバルハイスクール(SGH)研究開発事業の一環として課題研究発表会が行われた。
文部科学省が進める同事業は、グローバル化が進む現状を踏まえ、高校段階から国際的に活躍できる人材を育成することを目的としたもの。2015年度から5年間を指定期間として、全国で56校が指定を受けている。
同校のテーマは「国際都市横浜発 次世代ビジネスリーダーの育成」。昨年4月から大学や企業、国際機関などと連携して1年生196人が取り組んできた。11月からは東南アジアが抱える貧困や資源開発、環境保全などの課題を、ビジネスによって解決する研究をグループごとに進めてきた。
この日は1年生が研究の中間発表を行い、外部講師をはじめ、教育機関や他県のSGH指定校の関係者、保護者などが訪れた。生徒たちは6人ごとにグループを作り、全39グループが各々で課題を見つけ、プレゼン資料も作成して研究を進めてきた。発表時間は1回あたり約10分間で、タブレットを活用して行われた=写真。テーマは「マレーシアの健康問題」や「シンガポールの少子高齢化」など多岐にわたり、聴講者が質問する場面もあった。
終了後、講評を行った横浜市立大学の上村雄彦教授は「よく調べられていた。今後はメリハリある説明なども取り入れ、より面白い発表にしてほしい」と生徒たちに伝えた。生徒たちからは「資料の改善をしたい」「質問を受けて見えてきた課題があった」などの声が聞かれた。
同校では今回の39グループから出た課題から新たにテーマを決め、今年11月に行う本発表で具体的な提案をしていくという。
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