港南台在住の古畑正孝さん＝写真、人物風土記で紹介＝にとって英日翻訳家として初となる訳書『世界を変える知的障害者〜ロバート・マーティンの軌跡』（現代書館／ジョン・マクレー著／長瀬修監訳）がこのほど出版された。
主人公のロバート・マーティン氏は国際的な知的障害者と家族の団体「インクルージョン・インターナショナル」の当事者理事。ニュージーランドで生まれ、出生時のトラブルで知的障害となった。親の虐待や施設での放置、暴力に苦しみ、「無価値」と思われていた境遇の中、多くの支援と理解を受けて国際社会を動かす存在にまでなっていく姿を追った伝記だ。
「辛い境遇でも頑張っている人がいる。健常の人にこそ読んでほしい」と古畑さん。税抜２２００円、全国の書店で販売中。問い合わせは（株）現代書館（【電話】０３・３２２１・１３２１）。
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