公明党 人生100年時代へ福祉・教育施策が実現 県議会議員 高橋稔
私は議会で昨年、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を念頭においた行政運営を提案しました。その成果の一つとして知事を本部長とするSDGs推進本部の設置が示されました。
SDGsの課題の1つとして挙げられるのが健康・長寿への対応です。日本の平均寿命は男性80・98歳、女性87・14歳で、健康寿命は男性72・14歳、女性74・79歳です。その差が課題となります。また団塊世代が後期高齢者となる2025年問題において県内では介護人材が2万5千人不足すると予測されています。
「つなぐしくみ」に予算
人生100歳時代を前提に各自治体は様々な取組や設計図を描くことが重要です。県民一人ひとりが生涯、健康格差なく生き生きと充実した人生を送ることができる社会環境の整備が求められます。その環境づくりを支える基盤や学び・働き・社会参加について『つなぐしくみ』の取組をポータルサイトなどで紹介する予算が計上されました。
人生100歳時代は「教育・仕事・引退」という3ステージでなく、「教育・仕事(活動)」が何度も繰り返されるでしょう。持続可能な神奈川づくりのためには、誰もが「リカレント教育」や「生涯教育」を受けることができ、ボランティア活動などのしくみを築きつつ、多世代交流を図ることも有効です。
私立高の授業料無償化
高校の授業料の公私間格差の解消について、県民の皆様から強く要望されていました。教育負担の軽減に取り組む中、私は議会で県に対し、私立高校の学費補助の拡充を繰り返し求めてきました。折りしも、国は2020年をめざし、私立高校授業料無償化(対象=年収約590万円未満世帯)する経済政策パッケージを閣議決定しました。これを受け、本県も4月から国に先駆けて私立高校授業料実質無償化(対象=約1万9千人)を実施します。
介護人材だけでなく、あらゆる分野で今、人材育成が求められています。教育の無償化は「人づくり革命」の柱ともなります。未来を展望しながらも政治は現実であり、現実生活で何が起こっており何が求められているのか、感度を磨きながら、ひとりの人の可能性を追求していきたいと肝に銘じています。
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