湘南モノレール大船駅改札前のブラックボードに描かれたイラストが「独特の魅力がある」とネットで話題だ。制作するのは入社2年目の佐藤文紀さん(27)。「駅を子どもから大人まで楽しめる場所にしたい」とこれまでに約20枚を発表した。
源頼朝と北条政子(=写真)をはじめ、沿線の鎌倉・藤沢にゆかりのある人物や史跡が主なテーマで、人気の秘密はその独特のタッチ。以前寺分の「泣塔」を描いた際には、ざんぎり頭の落武者が登場し「目が離せない」とSNSなどで徐々に話題を呼ぶようになった。最近では新作が出るたびにネット上にアップするファンもいるという。「最近はお客様から『次は何を描くの』と言われることがあってうれしい。まだ知られていないまちの魅力を今後も発信していきたい」と佐藤さん。
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