永谷天満宮は3月25日、熱湯をかき混ぜ飛び上がった湯玉で無病息災を祈願する儀式「湯立神楽」を行い、50人近くが参加した。
湯立神楽は8座に分けられ、1座目の初能(はのう)から川辺浩司宮司と神職らが笛や太鼓の音に合わせ舞を披露した。さらに5座目の掻湯(かきゆ)では、神職が沸騰する鍋に棒を使い渦を起こすと、湯玉と呼ばれる気泡が鍋の中心から上昇。しぶきとなって鍋の外まで飛び出し、参加者からは歓声が上がった。その後、6座目の笹の舞と呼ばれる儀式では、神職が笹を湯に浸し、参加者に湯を浴びせた。湯を浴びることで一年間、無病息災で過ごせるとされており、参加者は今年1年の健康を祈った。
湯立神楽は過去に同天満宮で実施されていたが、一時期行われていなかった期間がある。それを2019年に復活させたことで、現在は毎年の恒例行事となっている。
川辺宮司は「湯や湯玉が神聖なもので、かつては湯玉の上がり方で豊作や吉凶を占ったとされる。今年もよい湯玉が上がった。良い年になる」と話している。
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