「港南台に図書取次を」 行政に支援求める
港南台駅周辺に図書取次サービスの設置を要望している「推進する会」と港南台連合自治会(小川靖男会長)が3月14日に港南区役所を訪れ、大貫一幸港南区長に対して図書館サービスポイントを港南台駅周辺に設置することについて支援と協力を申し入れた。
推進する会の共同呼掛け人の廣畑成志さんと竹内義裕さんによると、港南台住民は図書館を利用するために遠方の港南・磯子・栄図書館に通っている状況だと説明。また、JR東戸塚駅では隣接する行政サービスコーナーでインターネットによる図書の取次サービスが実施されているなど、図書館サービスにギャップがあると主張している。
一方、図書館を管轄する横浜市教育委員会は図書館サービスポイント・ネットワーク整備事業として、駅に近い既存の市民利用施設や地域の空き店舗、空きスペースなど民間資源を活用し、予約貸出による図書の取次を中心としたサービスを検討している。
区に申し入れ
区に申し入れた内容は、「港南台駅周辺に図書館サービスポイント設置の必要を区としても認知し、港南台地区の活性化の要件として位置づける」「図書館サービスポイント・ネットワーク整備事業のモデル事業に、区として港南台駅周辺を対象とするように意思表示をする」「図書館サービスポイントの設置の検討に向けて、区と港南台連合自治会・推進する会との協議の場を設ける」の3点。区も「協働の中で検討していく」と前向きに回答した。
今回の区役所訪問は港南台連合自治会も同行することで、地域の長年の願いとしてアピールする狙いもある。小川会長は「図書館に関する不便さは認識している。この問題は『推進する会』と協力していきたい」と話している。
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