区内崖地3カ所が「危険」 市 台風受けて調査
10月、2週連続で列島を襲った台風。横浜市では18号による大雨の影響で、市内でも崖崩れによる死者が出たことから、土砂崩れした場合にリスクが高い崖地の調査を進めていた。
11日には神奈川県の「土砂災害警戒区域」を基に平均高さ15m、勾配30度以上などの基準を超える危険度の高い崖地202カ所を公表。これにより、県や気象台が土砂災害警戒情報を発表した場合、該当崖地とその周辺住民に対し避難勧告が発令されることになった。
港南区内では「大規模ながけ崩れが予想される崖地」として、港南台3丁目(港南台中央公園近隣)と日野8丁目3番近隣の2カ所、「開発等による工事が中断している崖地」に笹下3丁目(日下小学校東北側高台近隣)の計3カ所、全34世帯が該当していた。
13日から14日に関東地方に上陸した台風19号では、市が13日の午後7時30分に避難準備情報を発信。それ以前の4時には、区が崖地の該当地区と18号で影響を受けた平戸永谷川周辺の住民向けに、避難所5カ所を開設した。
結果、笹下3丁目周辺の2世帯3人が日下小学校に避難したが、いずれの該当地区でも土砂災害などの影響はなかった。
現在、市総務局では台風19号を受けて、危険度の高い崖地の精査、修正を再度行っている。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>