上永谷駅近くを流れる馬洗(うまあらい)川で12月18日、「馬洗川を守る会」が定期的に取り組んでいる清掃活動に、下野庭小学校の4年1組の児童32人が参加した。
同会が活動を始めたのは2013年4月。代表者を務める田野井弥生さん(69)は「犬の散歩などで通りがかる時に、目にとまったごみを拾っていた」のがきっかけだという。より本格的に清掃活動に取り組もうと協力を呼びかけ、現在は会員も20人ほどに。月に2回、川の清掃を続けている。
「川にはカワセミやカルガモ、ザリガニ、メダカなどの生き物がいるから。少しでも住みやすくしてあげたくて」と田野井さんは思いを語った。
「野庭の遺産に」
一方、下野庭小の同クラスは「総合的な学習の時間」の一環として、今回の清掃活動に参加。馬洗川に生息する生き物の調査なども行っており、担任の吉岡麻美教諭は「馬洗川を野庭の遺産として大切に感じてもらえたら」とねらいを話す。
児童たちはこの日、清掃時の注意点などを聞いた後、長靴を履いて川のごみを拾うチームやごみ袋をロープで引き上げるチームに分かれて活動を開始。清掃が始まると、児童たちの元気な声が馬洗川に響いていた。同クラスの篠原雄馬君は「冬の清掃は大変だったけど、きれいな川にしかいない珍しい生き物が見られる自然豊かな川にしたい」と感想を話していた。
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