市会議員 たのい一雄 市政報告 ベトナムで水道局の技術が活躍 国際貢献の現場を各都市で視察
私が副委員長を務める横浜市会の「水道・交通常任委員会」として8月25日から28日までベトナムの3都市で行政視察を行いました。
横浜市水道局は2003年から国際協力機構(JICA)と連携し、同国フエ省水道公社に技術協力を続けています。09年にはその成果としてフエ省全域で「安全な水宣言」が出され、蛇口から直接水道水を飲めるようになりました=左写真。水道水を飲める地域はアジアでは珍しく、約100万人の住民がその恩恵を受けているということです。
また、水道局は同公社など水道事業体と協力覚書を結んでおり、職員をベトナムに派遣して現地でセミナーの開催や技術指導を行っているほか、同国から研修員も受け入れています。今後は技術協力だけではなく、市内企業が水ビジネスを展開する際の基礎づくりにも力を入れていく方針です。
横浜に日本最初の近代水道が誕生したのは1887年。以来、128年間蓄積してきた技術で新興国の水問題に対して解決策を示し、国際貢献を果たすことは非常に重要なことです。地道な取組が横浜の世界的評価にもつながりますので、しっかりと続けていくべきだと考えています。
鉄道事業の協力も
フエ省のほかにホーチミン市とハノイ市も訪れ、日本が都市鉄道事業を支援している現場を視察しました。
同国は慢性的な渋滞を解消すべく、鉄道整備を急速に進めており、日本のゼネコンが地下工区や高架工区を請け負っているほか、路線運営システムもホーチミン地下鉄では大阪市営地下鉄が、ハノイ地下鉄では東京メトロが協力しています。
横浜市も市営地下鉄のノウハウがあるので、両都市の担当者から必要な支援についてもヒアリング。今後は鉄道事業でも協力が可能な部分は積極的に検討していくべきだと感じました。
田野井 一雄
上大岡西1-10-5 SKビル402
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