市会議員 たのい一雄 市政報告 医療体制など、がん対策が充実 がん撲滅条例施行から1年
昨年10月に横浜市がん撲滅対策推進条例が施行され、1年が経過しました。今年度から設置された医療局が中心となり、「総合的ながん対策」として様々な新規事業が行われています。
その1つが医療体制の充実です。例えば、小児がんは子どもの病死原因の第1位ですが、種類が多く、患者数も少ないことから医療関係者でも認知が進んでおらず、診断が遅れる場合があります。そういった状況から、南部病院、こども医療センター、市大附属病院、藤が丘病院の4病院を「小児がん連携病院」に指定し、早期に適切な診断や治療ができるようにしています。
そのほか、がん患者と家族への支援も進んでいます。市民病院では、がん患者と家族を対象に就労支援相談窓口を7月から毎月第1木曜日に開設しています(原則予約制)。相談は社会保険労務士が対応し、治療と仕事の両立という大きな課題の解消を目指しています。
また、がんの早期発見のための取組も行われています。がん検診で「精密検査が必要」とされたものの、精密検査の受診が確認できない人に対して受診勧奨を行うことも決まりました。
この条例は私が会長を務める超党派の「がん撲滅議連」が中心となり、市民の命を守るべく、とりまとめたものです。現在、市のがん対策を計画的に推進するため、「がん対策推進計画」(仮称)の策定も進められていますが、がんに対する有効な施策を進めるために、今後も努力をしていきます。
田野井 一雄
上大岡西1-10-5 SKビル402
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