日限山小学校で12月1日、金沢工業大学虎ノ門大学院(東京都港区)で主任教授を務める三谷宏治さんによる特別授業が行われた。「こども”ゆめ”応援事業」の一環として行われたもので、同小6年生78人が参加した。
三谷さんは「発想力を鍛えよう〜イロとカタチのヒミツ〜」というテーマで、まず人間の目の仕組みについて説明。いくつかの不思議な絵を使って色の見え方の錯覚などを紹介しながら、「人の目は脳の働きによって、本来見えていないものを補完したり、同じ色でも違って見えたりする。止まっているのに動いているように感じることもある」と解説。また視野には光を感じない「盲点」があるとした上で、児童に体験させながら「ちゃんと手が見えているのは、脳が補っているから」と説明した。
「座って悩まない」
後半には「紙コップ」を使い、「どうしてこんな形をしているのか」について班ごとに検討。三谷さんは「座って悩んでいても何も起こらない。動いてみたり、動かしてみたりすれば発見があり、そこから考えも生まれる」とヒントを与え、児童たちはハサミを使ったり水を入れるなどして、それぞれに意見を発表していった。
参加した児童は「意識してみると発見が多くて、面白かった」と感想を話していた。
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