ごはんにスープ、肉団子やサラダ、デザートまで―。港南台地域ケアプラザで5月6日、子どもに温かい食事を提供することを目的とした「サンタこども食堂」が開店を迎えた。小学生未満は無料、高校生以下には100円という低価格で夕食を提供し、会場には親子連れのほか、「子どもたちだけでの来店もあった」と代表の吉田登さん(74)は明かす。また学校や行政の関係者も足を運ぶなど、「大人の関心の高さも実感した」と話す。
午後7時ごろには当初予定の30食は完売し、急きょ追加調理で対応。あるスタッフの女性は、「『こども食堂』という取り組みをニュースで知った。近所なので継続的にお手伝いができると思って」と参加を決めたという。「作ったものを食べてくれている様子を、実際に見られるのもうれしい」と話していた。
子どもに食事を
サンタこども食堂は、子どもの貧困が社会問題となっていることを知った吉田さんが企画したもの。「子どもに温かい食事を」とボランティアスタッフを中心に、ケアプラザ、連合自治会、地区社会福祉協議会の協力により実現した。
今後もサンタこども食堂は、毎月第1金曜の夕方に開いていく。吉田さんは、「子どもたちにとって居心地の良い場所にしていけたら」と思いを語る。問い合わせは同ケアプラザ(【電話】045・834・3141)へ。
港南区・栄区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>