港南台地区の子育てについて話し合うフォーラムが8日、港南台地区センターで開かれた。保育士や民生児童委員らが参加し、子育てを取り巻く現状や課題について現場の生の意見を出し合った。
主催したのは地域の団体・組織で構成される「港南台子育て連絡会」(広畑成志会長)。「みんなの子育て…わかりあうために」と題し、民生児童委員や主任児童委員、保育園関係者、区役所職員ら約20人が参加した。
パネルディスカッションでは、育美保育園の主任の丸山育美さんと港南台生き生きプレイパーク代表の岡野富茂子さんがそれぞれの取り組みを紹介した。岡野さんは「色々な世代の子どもが交流しながら遊べるのがプレイパークの魅力。地域の人たちの協力があってこそ成り立っている。ケガをする子もいるが、大きなクレームもなく理解が進んできた」と話した。
グループごとのディスカッションも開かれ、「(保育園では)お母さんへのケアとして寄り添う場面が多くなった」「働き方が変わり、子育ての余裕がなくなっている」「港南台は子育てしやすいと口コミで広がり、転居してくる人が多い」「ある地区では子どもが減っていない。大きな戸建てが売却されて複数の戸建て住宅地となり、子育て世代の入居が進んでいる」などの意見があがった。
広畑会長は「港南台で育ってきたものが機能している。地域の人材や資源をもっと探ることができるはず。大いに議論して問題を提起することが大切」と話した。
港南区・栄区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>