大北町内会館(日野5丁目)で先月27日、京急メモリアル上永谷斎場による出張講座「もしもの時の葬儀セミナー」が開かれた。大北町内会のシルバークラブ「大北おもとクラブ」(小林繁夫会長)が月に1度、同会館で開催している定例会での一幕で、この日は会員ら55人が参加した。
セミナーのきっかけは3年ほど前の同クラブからの依頼だった。上永谷斎場が快諾したことで、年に1度の開催が続いている。この日のセミナーでは「もしもの時」から葬儀までの実際の流れにそって解説。葬儀費用や参列人数が減少傾向にあるという最近の葬儀事情について説明しながら進められた。また「家族葬」について、「小規模な葬儀が一般的になっている今、何を『家族葬』と呼ぶかという定義は業界でも明確になっていない」と明かした。
参加者からは音楽葬の進行についての質問があり、「無宗教形式での葬儀で、生演奏で故人を送るケースもあります」と答えていた。
「地域での安心に」
小林会長(73)は「クラブではみんなでさまざまな行事を楽しんでいるが、こういうことも考えないといけない。親しい友人が誰かなど、子どもたちに伝えられるよう部分的にでもエンディングノートも書いておかなければ」と話していた。
上永谷斎場の安井健師支配人は「町内会単位でのセミナー依頼にはできる限り応えていきたい。知識を深めることが地域の安心につながれば」と話していた。
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