大久保最戸地区社会福祉協議会(横川朱實会長)主催の地域住民交流事業「落語deハートカフェ」が12月10日に大久保東中西町内会館で開催され、カナダ出身の落語家・桂三輝(さんしゃいん)さんが出演。来場した約100人の地域住民の爆笑を誘った。
三輝さんは上方落語協会会員で、1999年に来日。8年間、横浜市内に在住していたこともあるという。2008年に桂三枝さん(現・六代桂文枝さん)に弟子入りした。現在はロンドンに在住し、世界へ日本文化を広める活動にも力を入れている。この日、三輝さんはアコーディオンを演奏しながら登場。自己紹介から始まり「上大岡での公演は初めてなので、デビューになる」と笑顔を見せた。その後はアコーディオン漫談を披露し=写真=、前座噺の「寿限無」を反対から早口で読み上げたほか、英語やフランス語などでも披露し、会場の笑いを誘った。
落語では、カナダ出身ならではの噺を多く披露。日本語の敬語で苦労したことや、伝わらなかった思い出話を大きな動作と声でユーモアたっぷりに話した。
歌舞伎を見ようと軽い気持ちで来日したことも明かし、「まさか20年後に自分が日本にいるとは思わなかった。だから、これが最後の日かもしれないと思って過ごしている。充実した1日を過ごすことが大切」と笑顔で話していた。
港南区・栄区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>