ネパールの子どもに本格的な野球を――。港南区上永谷在住の田中茂さん(81)が先月22日、ネパールで野球が出来る環境整備に取り組むNPOに寄付を送った。
田中さんはドキュメンタリーカメラマンとして長年、山岳映像を撮影し、名峰が数多くあるネパールに何度も訪れ、現地の人たちと親交を深めてきた。ネパールに恩返しをしたいと考えていた時、テレビ番組で現地の子どもたちが東京オリンピックの野球種目の出場をめざしていることを知ったという。
寄付金は田中さんらが丹沢を撮影したDVDや絵はがきの売り上げから捻出。地元の美晴台少年野球部にも声をかけ、子どもたちも寄付に協力。合計で18万2200円が集まった。
「ネパールには本格的な野球が出来る場所がない中、子どもたちが頑張っている。自分も進駐軍の米兵からグローブ代わりに手袋をもらった嬉しさが忘れられない」と田中さん。
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