栄消防署(佐藤重義署長)は5月30日、栄区笠間の商業施設「oh!plaza」の跡地で解体建物を使用した消防訓練を行った。
震災発生時の災害応急活動体制の強化を目的とした訓練で、当日は栄区役所と合同で行われ、同署の消防隊や救助隊、区役所職員など合わせて約30人が参加した。
現在再開発に向けて解体中の現場では、建物が倒壊した想定で訓練が行われた。真っ暗な地下での人命検索・救助を行ったほか、厚さ約14・5cmのコンクリート床を破壊して穴を開け、下の階層から要救助者をロープで吊り上げる訓練を実施。さらに資機材を使用した鉄の扉の切断や、検索終了後のマーキングなども確認した。
今回が過去2年で4例目の解体建物での訓練となったという同署の佐藤署長は「災害はいつ起こるかは分からない。こういった実際の建物を使った訓練はなかなかできないが、提供される場合は今後もこのような現場を想定した訓練を続けていきたい」と話した。
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