不登校や発達障害に悩む子どもたちに適切な学習支援ができればと、県内私立高校の元教員3人が栄区のあーすぷらざ(小菅ヶ谷1の2の1)を拠点に活動を始めた。先月、NPO法人SeedsAPP(シーズアップ)を設立した。
同法人は「授業についていけない」「学校に通えない」といった子どもを対象に、フリースクール、個別学習指導、家庭教師、訪問支援というメニューを用意してサポートに取り組んでいくという。
代表の城田輝三さん(52)は「学びや人間関係に不安がある子も、少しのサポートで状況が変わることがある」と話す。
一方で子どもたちの中には、周囲から理解されにくかったり、誤解を招いてしまうことで一層傷つき、心を閉ざしてしまうことも少なくないという。
「個々に合った学習等の支援を通じ、子どもたちが自信を取り戻していければ、社会に出てからも役に立つ『学習力』が身につけられる。みんなが生き生きと暮らせる社会にしていきたい」と思いを語る。
研修で人材育成も
また同法人では、人材の育成も並行して進めていく予定で、大学生をはじめ、一般向けに研修会も開催している。「発達特性がある子どもへの理解が社会全体として広がることが重要。研修を受けた学生が、教員などの立場で子どもたちに関わってくれれば」
研修会や体験入会は随時受け付けているという。問い合わせは同法人(【電話】045・392・3559)へ。
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