港南区民生委員児童委員協議会(五十嵐輝子会長)が10月4日、民生委員制度創設100周年を記念した全員研修を、港南区民文化センターひまわりの郷ホールで開催した。
港南区内の同委員数は275人(10月現在)。今回の研修では昨年末の改選で新たに加わった3分の1のメンバーの理解も深めるため、田園調布学園大学の村井祐一教授が講師として、個人情報保護やプライバシーへの配慮、意識しておくべき福祉課題などをテーマにした講演を行った。
村井教授は福祉情報マネジメントが専門。この日は今年5月に全面施行された「改正・個人情報保護法」を取り上げ、改めてその性質や目的を説明した。「個人情報は本人が公開を望まないプライバシー情報と混合され、誤解や過剰反応が続いているため、区別する必要がある。個人情報は”もらい物”ではなく”借り物”と考えれば、人のために正しく活用できる」とし、「誰もが安心して暮らせる地域づくりをともに進めていければ」と呼びかけた。
同協議会の五十嵐会長は「信頼を得て、個人情報を活用することが支援につながる。難しいテーマだが、勉強したい」と話していた。
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